(Original Written at 2021/8/26)
80年代前半当時20代…つまり、今還暦迎えたオヤッさんや80年代後半に免許を取ったという今50代のおっちゃんには懐かしいクルマであり、監修を務めた土屋圭市氏もアマチュア時代、「下り専用」で乗っていた一台。
今のヤリスの先祖たる一台、トヨタ・KP61 スターレットである。

インターアライド『Hi Story』 トヨタ・KP61 スターレット Si ラブリーレッド
1978年に登場した2代目スターレット。コンパクトカーでありながら世界的な潮流であるFFとはならず、なんとFR車なのである。そのためモータースポーツでももてはやされ、「スターレット・グランドカップ」なるワンメイクレースもあったという。1990年代までアフターパーツも作られていたほど、人気車種でもあった。

左サイドビュー
フェンダーミラー車であることにも時代を感じる。このスターレットは1982年のマイナーチェンジ版で、そのスペックは
駆動方式 FR
全長×全幅×全高 3,760×1,535×1,365mm
エンジン種類 水冷直列4気筒SOHV
最高出力 79ps/5,000rpm
最大トルク 11.7kg・m/4,200rpm
総排気量 1,290cc(1.3リッター)
車重 745kg
トランスミッション 5速MT
5速MTはこの当時最先端で、4速MT、あるいはATなら3速ATといった時代である。
また、今でこそ常識である電子制御式燃料噴射装置(EFI)もこのスターレットでも1982年マイナーチェンジで初めて採用されたというほど。
スペック見れば確かに馬力はない。ただ、車重745kgという軽さから、まさに下り専用と言っても過言ではない。実際、2000年代でも土屋圭市氏のビデオマガジン「Hot Version」でもこのKP61をカスタマイズしてサーキットに持ち込み、試走でも土屋氏を唸らせたドライバーもいるほどだ。

リアビュー
『新劇場版・頭文字D』で池谷のチーム・スピードスターズのメンバーにも滋という者がこのKP61を駆るという設定であるが、彼のは1983年追加版のドアミラー車であるため、「本編未登場」とさせていただきたい。
そして、馬力的には武内樹のAE85ともどっこいどっこいだが、こちらはそのハチゴーよりも車重が軽い。

樹AE85と。
樹「KPに負けるようじゃ…!」
最後に、1/43モデルは過去ixoモデルからも1978年登場時のKP61がリリースされているが、今回インターアライド「Hi Story」から出たKP61は1982年MC版のSiグレードをモデル化した。イメージカラーのラブリーレッド(赤)のほか、スマッシュホワイト(白)、アーバンスチールメタリック(青灰)の3色が用意されている。