(Original Written at 2021/7/4, Rewritten at 2024/10/11)
青山育ちの、ハンサムです。
1985年9月、ホンダは今でこそ標準ともいえる低全高スタイルの採用と軽量・コンパクトな 水冷4サイクル2気筒エンジンの搭載により、ゆとりのある居住ス ペースを確保した斬新なスタイルの軽商用車を開発した。
それが、JW1 トゥデイである。
インターアライド『HI Story』 ホンダ・JW1 トゥデイ フレイムレッド
冒頭の「青山育ちの、ハンサムです」はトゥデイのキャッチコピーのひとつ(青山はおそらくホンダの本社がある東京・青山のこと)で、CMでは若き日の今井美樹がキャラクターを務めており、さらにCMソングも来生たかお(発売当初)→岡村孝子(1986年MC以後)の名曲のひとつ「はぐれそうな天使」が起用され、不思議と幼少期に見たホンダのCMで今も記憶に残っており、Youtubeでもよく検索ヒットする。
1986年にはグッドデザイン商品に選定されるほか、リミテッド・ヴァージョンでターゲットを女子向きにした「トゥデイ・ポシェット」が販売されている。
今で言えばN ONEのご先祖とも言え、そのスペックは当時軽自動車の排気量が550ccであることを前提とするが、
駆動方式 FF
全長×全幅×全高 3195×1395×1315mm
最高出力 31ps/5,500rpm
最大トルク 4.4kg-m/4,000rpm
総排気量 545cc
車重 550kg(MT)/560kg(CVT)
トランスミッション 4速MT/CVT
当時ならではの4速マニュアル、さらにはOD付ホンダマチックという、今で言う無段変速を用意していた。スペックを見る限りでは非力、と思われるのだが、このクルマは走りがよかったという評がある。
左サイドビュー
これは全高を低くし、フロント1225mm、リア1230mmと当時の軽自動車としてはワイドにとられるほか、ホイールベースが2330mmであった。
このホイールベース、同時期の初代CR-Xよりも長く当時のワンダーシビック3ドアよりも若干短い、というものでこれにより室内の広さを確保しながら低重心を実現させていた。
このため、当時免許取りたての若い諸兄が最初に選ぶクルマとして、さらにはモータースポーツでもこの初代トゥデイでレースが行われたほどであり、あの今井美樹のCMや岡村孝子の「はぐれそうな天使」からでは想像できない、硬派なクルマだったのである。ひょっとしたら若き東堂社長や庄司慎吾あたりも乗っていた一台かもしれないだろう。これもまた軽ホットハッチだ。
その後、総排気量が660ccまで引き上げられ、ヘッドライトが変わるなどでトゥデイはマイナーチェンジを多く行い、最終型のJW4型は1998年まで生産されたが、商用車仕様は基本初代版を踏襲し、1995年まで生産された。

リアビュー 車名の横に「G」とあり、Gグレードであることがわかる。
この初代トゥデイ、インターアライド『Hi Story』から発売されたが、当時最上級グレードの「Gグレード」をモデル化している。
今回はおそらくイメージカラーであろうフレイムレッドカラーを選んだ。今井美樹出演CMでも登場していたカラーだ。
このフレイムレッドカラーのほか、グリークホワイト、サニーイエローの3色が用意されている。