(Original Written at 2012/7/30, Rewritten at 2025/5/1)
ハイブリッドカー。これからの地球環境と石油枯渇をにらみ、日本でも多くの自動車メーカーがこぞって作っている。ただ、それらの特徴としてはトランスミッションがことごとくCVT…無段変速で、いわばATの進化形なのだが、やっぱり運転していてつまらない、という人もきっといるだろう。現に「MFG」ではハイブリッド禁止というレギュレーションである。
そんな中、2010年にホンダがリリースしたこのクルマは、なんとMTも選べるという。そのクルマの名は、CR-Zである。今回は無限がカスタマイズした「無限CR-Z」である。

EBBRO ホンダ・ZF1 無限CR-Z ダークピューター・メタリック

往年のCR-Xをコンセプトに、2+2ライトウェイトスポーツカーとして登場したこのクルマ、最初の受注のうち4割がMT…マニュアルトランスミッションで売られたという。やはりハイブリッドカーでもマニュアル乗りたいという人は多かったのだろう。そのスペック、標準型のβだが…

駆動方式 FF
全長×全幅×全高 4080×1740×1395mm(3ナンバー)
最高出力 114ps(84kW)/6000rpm
最大トルク 14.8kg・m(145N・m)/4800rpm
種類 水冷直列4気筒SOHC+モーター
総排気量 1496cc
車重 1130kg
トランスミッション 6速MT

SOHCとモーターのせいか、やはり馬力は低い。ハイブリッドゆえに非力なのかもしれない。
されど無限CR-Z、ノーマルのCR-Zに加えて、リアウイング、各部スポイラー、フロントグリル、マフラーとオリジナルパーツを付け、さらにはブレーキなどにもカスタマイズが施されたものとなっている。当時CR-Zをベースにしてレース出ているチームもあり、実際、2011年に行われた往年のレーサーたちのエキシビジョンレース、「レジェンドカップ」で使われたのがCR-Zで、そのレジェンド・カップに使われたCR-Zのベースが、この無限CR-Zである。


左サイドビュー なかなかの威圧感。

この記事を最初に記した前後にアーケードゲーム「頭文字D6 AA」にて追加車種がプリウスだったのを見て、大いに憤慨した記憶がある。

「プリウスより、CR-Zを加えるべきだ!!」

同じハイブリッドカー&FFでも、CR-Zの方がスペックなど考えても走り屋のクルマに似合うし、何よりMTもあったのだから。


リアビュー

さらに無限CR-Zには水温・油温・油圧のアシストメーターがセットされているなど、なかなか作りが細かいところもある。

コックピット部、アシストメーターがしっかりと。

東京オートサロン2012で、無限が「CR-Z RR」なるカスタマイズのコンセプトカーを作るほか、自動車雑誌でも「次期タイプRはCR-Zではないのか」と当時たびたび書かれるほどだった。

モデルはEBBROから出たのが唯一で、カラーはダークピューター(ガングレー)のほか、プレミアムホワイト(白)・ミラノレッド(赤)がリリースされていたが、ホワイトは見事に売り切れてしまっている。「MF GHOST」ではハイブリッド禁止、ということからこのクルマが出てくるのはまず考えられないだろう。

(2019年7月追記)
2016年に、特別仕様車が出たのを最後にCR-Zの販売終了がアナウンスされ、そして2017年1月をもってCR-Zは販売を終了した。
非力だったのが災いしたのだろう。
1/43モデルもEBBROのほか、京商J-Collection、Wit’sからもリリースされた。

By あかだま

自動車マンガの傑作「頭文字D」・「MF GHOST」、そして「昴と彗星」登場車を中心とした1/43モデルミニカーの収集をあけっぴろげにしています。

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