池田完敗後、下りでは「チーム・スパイラル」のナンバー2・奥山広也が拓海のハチロクを迎え撃った。


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スタートすると、拓海が思うように速く走らない。

奥山「遅いわけではないが、想像していたほど速いわけでもない…」

この時点では奥山も拓海にしっかり後方追走を行えていた。
霧が立ち込める中、全力で走る拓海。涼介からもこう指示を受けていた。

涼介「視界が悪いから、スタート直後は80%、リズムがつかめて来たら90に上げて、行けると思ったところで全開だ。3分の1以上は持たせるな、それ以内でケリをつけろ…!」

80%での走りである。そして拓海はペースを上げていく。

奥山「テクニックがどうこうじゃない…センスのいい奴だ。だが後半に必ずミスが出る…その時が勝負だ!」

追走する奥山は拓海の実力をまだ理解できていなかった。
そして右のヘアピンで、

奥山「な、何が起こった!?」

奥山は強めのブレーキングに対し、拓海は軽めのブレーキング、しかしその後の加速力が信じられないものだった。コーナー抜けると、奥山と拓海の差が大きく開けられていた。


奥山「消えた……どこに行った!?」(霧で視界が見えないが、たぶんこれだけの大差)

原作では霧の中に消えたと奥山は言うが、おそらくは大差ぶっちぎりで拓海に置き去りにされた。

そのさなか、このバトルを見届けたギャラリーにとある母子が観戦にいたが、その少年が、
「あの前を走る白いクルマ…翼が見えた。すごいよ…。」
と拓海の加速をそう評する。その彼が、後の拓海の最後の相手となる乾信司だった。


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By あかだま

自動車マンガの傑作「頭文字D」・「MF GHOST」、そして「昴と彗星」登場車を中心とした1/43モデルミニカーの収集をあけっぴろげにしています。

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