埼玉・秩父にある定峰峠。プロジェクトDが次に相手となったのが「埼玉西北エリア連合」。バトル前に出会っていた女子がまさかの対戦相手だったことには啓介も驚きを隠せなかった。迎え撃ったのが同じくFD3Sを駆る、岩瀬恭子だった。
その定峰のヒルクライムバトルは恭子先行、啓介後追いとなる。

奥・インターアライド「MODELER’S」 マツダ・FD3S RX-7 岩瀬恭子仕様 ブリリアントブラック
手前・インターアライド「MODELER’S」 マツダ・FD3S RX-7 高橋啓介仕様(中期型) コンペティションイエローマイカ
バトル前、エンジントラブルに見舞われた恭子のFDだが、急遽啓介たちの協力のもとで修理を行うほか、兄・涼介より
「相手はシングルタービンであるということを思い出せ。」
という助言を受ける。そして始まったバトルで啓介は意外な苦戦を強いられる。

恭子側から見る。
一方の恭子は啓介に一目惚れしていたこともあり、全開のドライビングを行えていた。さらに言えば定峰峠の路面が、恭子のシングルターボが活かせるセッティングを西北エリア連合リーダー・秋山延彦によって施されていたこともあり、恭子有利な状況、あるいは恭子・啓介との不思議な一体感だった。

「シングルターボは…ピーキーなんだ…!ここで終わらせる!」
そして終盤、恭子のFDの挙動を見て啓介はシングルターボゆえのピーキーであることを理解し、勝負に出る。やや強引にインにノーズを入れたあと、虚をつかれた恭子は一瞬ラインをアウトに逃がしてアクセルを戻してしまい、そこでブーストが落ちてしまう。

最後はアウトより差し切り。
バトル後、啓介は自身のツインターボでは不利なコースだったことを述べる一方、
「縦のまま(恭子FDを追っかけている状況)では不利だったが、横に並べた(追いついて)から何とか勝てた」
と述べていた。
恭子のシングルターボ仕様がここまで啓介と渡り合えたのは、タービンが小さいために一定以上回転さえ落とさなければターボラグが小さく、定峰では有利だったのも一因であった。
そして恭子FDはのち、土坂でまた活躍する。
恭子仕様は現在主流の1/64ならインターアライド「MODELER’S」2台セットVol.13のを、啓介仕様はVol.10のを用いればこのバトルの再現が可能だ。