「頭文字D」を絶賛し、そして多く関わった土屋圭市氏。氏が「ドリフトキング」「ドリドリ」と呼ばれるようになったのは、このクルマで築き上げた伝説があった。
アドバンキャロット倉田トレノである。
エポック社MTECH トヨタ・AE86 スプリンタートレノ 「アドバンキャロット倉田トレノ」
1984年、富士スピードウェイで開催されていた「富士フレッシュマンレース」(現・富士チャンピオンレース)NPオープンⅡクラスにて、土屋氏は第1戦よりドリフトを駆使して開幕6連勝という快挙を成し遂げ、年間チャンピオンを獲得した。このモデルはその時に氏が搭乗していたレース仕様車である。

左サイドビュー
モデルはレースカーらしく、コックピットシートは1つのみ、あとは内装のロールケージ、オイルタンクと忠実に再現している。

フロントビュー アドバン…ADVANのマークが映える。
当時土屋氏はADVAN…ヨコハマタイヤの専属ドライバーとしてこのレースに臨んでおり、ADVANの知名度を上げ、その後長きにわたり開発ドライバーとして選手生活の晩年にブリヂストンに移るまで活動した。90年代、JFN系で放送された自身のラジオ「Sound Cockpit」も提供はヨコハマタイヤだった。このクルマ、今も現存しているのだろうか。

リアビュー リアスポイラーが特徴的だ。
このモデルはかつて自分が行きつけにしていた「MINICAR GALLERY PIT」にてかれこれ20年近く前に入手したもので、「土屋圭市最強トレノ」…土屋氏ロードカー仕様は入手できず(その後入手)、土屋氏のハチロクトレノは長らくこのモデルしか所持していなかった。だが、このアドバンキャロット倉田トレノの1/43モデルはエポック社MTECHがほぼ唯一、すなわち貴重なモデルだ。ignition modelあたりからも作るなんてあるかも知れないが…。
1/64ではトミカリミテッドからも作られているが、今手に入れられるとしたらこれしかないだろう。