(Original Written at 2010,2015/8/2, Rewritten and Article integrated at 2024/9/6)
文太「政志、あれにする。気に入った。乗ってみてめちゃめちゃツボにきたわ」
父・文太がメカニックの政志に勧められて試乗し、拓海をブチ抜いたのがスバル・インプレッサWRX Sti TypeR versionⅤなのだが、このクルマにはプロトタイプ、それも伝説的なのがあった。
インプレッサ22B Sti Versionである。
Autoart スバル GC8インプレッサ 22B Sti-Version ソニックブルー・マイカ
1998年3月に500台限定で発売されたこのモデル、前年の1997年、WRC(世界ラリー選手権)にてマニュファクチャラーズタイトルの獲得を支えたインプレッサラリーカーのロードカーバージョンである。即時完売したのは有名かつ、海外自動車雑誌でも
「この車で速く走ることができなければ、何を乗っても速く走れない」
と書かれるほどである。

左サイドビュー
そのスペックは
駆動方式 フルタイムAWD
エンジン型式 EJ22改
最高出力 280ps(206kW)/6000rpm
最大トルク 37.0kg・m(362.8N・m)/3200rpm
種類 水平対向4気筒DOHC16バルブICターボ
総排気量 2212cc
車重 1270kg
トランスミッション 5速MT
と、2.2リッターであることが第一に挙げられるだろう。これを元にして、同年9月に発売した「WRX Sti Version V」は
駆動方式 フルタイムAWD
エンジン型式 EJ20
最高出力 280ps(206kW)/6500rpm
最大トルク 36.0kg・m(353.0N・m)/4000rpm
種類 水平対向4気筒DOHC16バルブICターボ
総排気量 1994cc
車重 1260kg
トランスミッション 5速MT
と、馬力こそ一緒だが、最大トルクが抑えられるほか、排気量も2リッター、車重も10kg軽くなっている。
リアビュー 22Bの文字がしっかりと。
当初文太仕様インプレッサは1/43でモデル化されていなく、このモデルで代用していた。
そこで、22Bと文太仕様WRX type Rを比べてみる。
左・Autoart スバル・GC8 インプレッサ22B ソニックブルーマイカ
右・インターアライド「MODELER’S」 スバル・GC8 インプレッサWRX type R sti ver.V 藤原文太仕様 ソニックブルーマイカ
さっそく比べてみよう。
フロントビュー 左・22Bと右・文太仕様の違いはフロントバンパーのフォグランプカバーの有無、ボンネットのグリルの形状

リアビュー 左・文太仕様と右・22Bの違いはテールのWRXと22Bの文字。
サイドビューも少々違いが見られたりする。
文太仕様・左サイドビュー

22B・左サイドビュー
とはいえ、文太仕様のWRXは、ルーフベンチレーターがないため、この22Bの改造版か?という声もあるようだ。このモデルは自分が最初に入手したモデルの一台で、加えてAutoartでも記念すべき最初の1/43ミニカーである。この記事を記した当時1/43モデルでは、インプレッサクーペWRX Stiはこのモデルしかなく、当然ながらあの特徴的な『WRX』のロゴもない。このために文太仕様は後年、インターアライド「MARK43」よりリリースされるまでこのモデルで代用していた。
また、Autoartでもこのモデルは絶版で、入手も今からでは難しいかもしれない。EBBRO、インターアライドなどの他社からこの22BやWRX Stiクーペを出してくれるとうれしいものと思っていたが、2014年7月、Wit’sよりGC8インプレッサ22Bが発売された。ただし、レジンモデルに加えて素材の高騰のせいか、値段がべらぼうに高くなってしまっている。
(2020年6月追記)
インターアライド「HiStory」より、GC8インプレッサWRX Sti VersionV type Rが2015年10月にリリースされ、アニメ版・アーケード版オフィシャルのソニックブルー・マイカ、Special Stage版のアークティック・シルバー、他ブラックマイカ、ピュアホワイトの5色が用意されるとのこと。その後インターアライド「MODELER’S」から文太仕様もリリースされている。
22Bについても、前述の通りWit’sより2014年に、そしてMARK43からは2020年8月に発売されている。
(2024年9月追記)
昨今主流の1/64だと、22Bはかなりモデルに恵まれている。京商、Carisma Model、そしてホビージャパンからも出ており、最近では1/43でアシェット国産名車プレミアムでも発売されていたようだ。