(Original Written at 2013/7/8)
小学生時代、実家に日産のセールスの人が度々来て、見せてくれたカタログで子供心に覚えている車がある。それが日産・マーチのカスタマイズ仕様、かつ今でいう「パイクカー」の先駆けとなった Be-1である。

京商 日産・BK-10 Be-1(Hard Top edition) パンプキンイエロー
発売された1987年当時はまさにバブル期のさなか。「遊びのクルマ」がもてはやされた頃である。あの当時はスペックよりもクルマの見かけを優先したドライバーも多かった。

左サイドビュー
実際、今から見ればこのBe-1のスペックはあまり高くなく…いや、おそらく自分の持つ1000cc以上のクルマのミニカーではもっとも馬力が低く、
駆動方式 FF
全長×全幅×全高 3635×1580×1395mm(5ナンバー)
最高出力 52ps/6000rpm
最大トルク 7.6kg・m/3600rpm
種類 直列4気筒SOHC
排気量 987cc(1リッター)
車重 670kg
トランスミッション 5速MT
と、今走ったらミニバンはおろか、軽自動車、それも64ps以下なのであおられたりなんてのもあるかもしれない(ただし、当時の軽自動車は550ccであり、馬力も50ps台が多かったのも事実。)。やはり昔は車のスペックではなく見た目で選んだというのもあっただろうし、現にこのBe-1にマーチnismoのエンジンを移し、足回りを強化するなんて猛者もいたようで、発売から30数年経つ今も中古車でタマがある一台だったりする。

リアビュー
(2024/6追記)
「頭文字D」の世界でロースペックというと武内樹のAE85が思いつくが、仮にBe-1に煽られたり抜かれたり、という絵なんてあるかも知れないだろう。

樹AE85と。
樹「く……!Be-1にだけは負けたくねぇよ!!」
モデルは京商から出たのが唯一だった。可能であればインターアライド「HiStory」あたりで作りそうな一台ではある。