(「1」から続く)
追走するミハイルからの申し出…それは「ポジションの交代要求」だった。
夏向「ポジションの交代を…要求しているのか…!Welcome.異存はありません。」
ミハイルもMFGについては不思議なカテゴリーと評し、これに染まるとフェアプレー精神が喚起されてしまい、「甘っちょろい騎士道精神」同然の精神と、自らの抱く思想と対立してしまう…と独白する。
ミハイルは夏向のドライビングセンスを見せつけられたことで、
ミハイル「あれだけのパフォーマンスを見せつけられたら、こっちも負けずにやり返したくなるんだ。レーシングドライバーとしての自己顕示欲とプライド、というところか…。」
そして、ジャンプステージの手前右コーナー、夏向・ミハイルは前を走る9号車・相葉のGT-Rに仕掛ける!
相葉「夏向が外へ寄せたか…!悪いがお前の動きは読めてるんだ、そうはさせない!」
しかし、その時だった。
夏向の後ろを走るミハイルが夏向のインから行き、
相葉に強襲をかけ、一気に差し切る!!

相葉「ぐええっ!!!」

実況・田中「うわあああああっ!!!ジャンプステージの手前でした!!」
これには解説の須藤京一も驚愕する。
京一「ええ。9号車の相葉君が外への警戒を強めていたところで、12号車が86号車を飛び越えるようにしてインから突っ込んでいきました!」
「最強トレインの役割分担が…一瞬にして入れ替わってしまったんですよ!!」

相葉「そりゃねぇぜ……夏向……!」
夏向「ごめんなさい、相葉先輩…。後で謝ります…。」

4位浮上。ミハイルが前に行き、夏向が引く。これには京一もこう推察する。
京一「先頭集団に追いつくための共同作戦と2人の直接対決を切り離して考えているのでしょう。片桐夏向には自信があるのです。そして、ベッケンバウアーもまた同じです。相手のレベルを認めていながらも、自分自身のスピードに絶対の自信を持つ天才同士のメンタルが、先読みの全くできない奇想天外なレースを進行させていきます。」
夏向ブースでも、緒方もまた夏向・ミハイルをこう評していた。
緒方「なんだか生き生きしているっていうか、今まで見たことないくらい、レースを楽しんでいるように見える。夏向も、ベッケンバウアーも。」
先頭集団で走る瀬名・エマ・赤羽にいよいよ追いつく夏向とミハイルである。
使用車
京商 日産・R35 GT-R(2020spec) 相葉瞬後期搭乗車
インターアライド「MODELER’S」 トヨタ・ZN6 86 片桐夏向第4戦仕様
MINICHAMPS Porsche特注 ポルシェ・982L40 718Cayman GT4 Sports Cup Edition ミハイル・ベッケンバウアー搭乗車(Limited ver.)