(Original Written at 2014/12/4, Rewritten at 2024/9/14)
セダン系ドリフト。
90年代、ドリフト走行の種車として、そのはしりとなった一台がある。
それが、日産・A31 セフィーロである。
インターアライド「HiStory」 日産・A31 セフィーロ ブルーイッシュシルバーメタリック
このセフィーロ、初代版(1988年~1994年発売)はなんとFR車だったのである。
AE86トレノ・レビンが絶版になった後、シルビア・スカイラインなどがFRスポーツカーとして人気があったが、手軽に手に入るクルマとして選ばれる一台となったのがこのA31セフィーロだった。
このセフィーロ、マニュアルトランスミッションが設定されていたのは「スポーツクルージング」というグレードで、そのスペックは
駆動方式 FR
全長×全幅×全高 4690×1695×1375mm(5ナンバー)
エンジン型式 RB20DET
最高出力 205ps(151kW)/6400rpm
最大トルク 27.0kg・m(264.8N・m)/3200rpm
種類 直列6気筒DOHC24バルブICターボ
総排気量 1998cc
車重 1330kg
トランスミッション 5速MT
6気筒ターボエンジン。当時のS13シルビアやRPS13 180SXにも搭載されているものと同じだが、セフィーロ自体がそもそもスポーツ走行向けに作られていたわけではなかったという。
それでも、スカイラインやローレルの姉妹車だったため、スカイラインやシルビアのパーツが流用できたという。これでカスタマイズしてドリフト走行に挑む、といったところか。

左サイドビュー
このクルマ、増刊本「ドライバーズテキスト2」にて池谷の解説コーナーにて登場した一台である。土坂の用心棒として呼ばれた族、すなわち啓介の弟分が率いていたチームのメンバーで、このクルマに乗っていたのもいたかもしれない。
そして何より、かの井上陽水氏がCMキャラとして出演したのがこのA31セフィーロで、発売当時、昭和天皇の病状が悪くなりつつあるために、陽水氏の「みなさんお元気ですか?」と言うこのクルマのCMを自粛するかで揉めたのは有名な話である。

リアビュー
ミニカーも「国産名車コレクション」から出たのが唯一だったが、このたび、インターアライド・HiStoryから発売された。カラーもイメージとなったブルーイッシュメタリックのほか、ブラックパール・グリニッシュシルバーメタリック・ダークレッドパール・ホワイトパールと5色リリースされた。
(2024年9月追記)
昨今主流の1/64では、コナミから「Car of the 80’s」から同色が、そしてトミカリミテッドからもリリースされている。