大谷、テイラーをパスしたあと、続いて夏向の前を走るのは、5号車…アウディ・R8を駆る坂本雄大だった。
坂本「ふざけんな…4WDでもターボでもない、特別なメカニズムが何一つないクルマが…何故俺に追いついてくる…!?薄気味悪いガキだぜ…!」

夏向「速いクルマです…アウディ。4WDを作るキャリアでは世界一のメーカーです。それでも、前に出なければ、上には行けない…!」
そして、箱根三国峠…死神(デス・エリア)に差し掛かったところで、夏向は仕掛ける。
ノーズをねじ込み…

坂本「んだとォ!?」
サイド・バイ・サイド。坂本のアクセルを封じる。
2台の間のこの隙間、約3cm。
坂本「そこにいられちゃ、アクセル踏めねえだろ…!」
そして右コーナー、坂本は夏向のコーナリングがハイスピードだったのを見て、
坂本「いくら何でも突っ込みすぎだ…!曲がらないぜ。」
ここで夏向は
車体を横にする…!
坂本「ドリフトだと!?」
ドリフトでコーナーを切り抜け、
差し切り!
ここで解説の池田竜次は、ちょうど夏向が差し切ったあたりが、「上り勾配が、下り勾配に切り替わる分岐点」であることを示唆し、レーシングドライバーにありがちな上下のGで平衡感覚がやや崩れるポイントとし、坂本はそれで隙を生じたところに夏向が仕掛けた、ということを述べている。
もっとも、これはプロジェクトDでは裏技の一つだと観戦する高橋啓介も同じく述べていた。…拓海から夏向へ。技の継承はされているということである。
使用車
インターアライド『MODELER’S』 トヨタ・ZN6 86 片桐夏向第2戦仕様
Herpa アウディ・4SDMW R8 V10plus 坂本雄大搭乗車(アニメ版同色)
バケモノとされるR8を86でねじ伏せる。まさにその典型だろう。