(Original Written at 2016/7/30, Rewritten at 2024/4/22)
ミッドシップ。
『頭文字D』登場車では小柏カイが駆るSW20 MR2や北条豪が駆るNA1 NSXがあるが、今回はそれを上回るトンデモなクルマである。
それが、ルノー・ルーテシア(欧州名:クリオ)ルノースポールV6である。
UNIVERSAL HOBBIES ルノー・BL7X ルーテシア Renault Sport V6 イリアッドブルーメタリック
1998年にフルモデルチェンジしたルノー・ルーテシアのホットモデル、「RS」をベースに、なんとエンジンの置く場所を前後逆転させて、ミッドシップにしてしまったのがこのV6で、そのスペックは、
駆動方式 MR
全長×全幅×全高 3840×1830×1355mm(3ナンバー)
最高出力 254ps(187kW)/7150rpm
最大トルク 30.6kg・m(300N・m)/4650rpm
種類 V型6気筒DOHC24バルブ(NA)
総排気量 2946cc(3リッター)
車重 1400kg
トランスミッション 6速MT
その名の通り、6気筒エンジンにして出力を高め、排気量も3リッターと、車重1400kgにまで重くなったもののスペックは文句のないところである。

左サイドビュー
パッと見ではルーテシアRSと同じ、かと思われるが、これのどこがミッドシップなのかというと・・・

車内後部拡大。リアシートがなく、白いもので覆われている。
なんと、リアシートを潰して、そこにエンジンをドンと据えたのである。ゆえにこのクルマはMR2やNSX同様2人乗りなのだが、さらに信じがたいことに「車内にエンジンがある」こと、果ては荷物置き場がすさまじく小さく、ビジネスバッグすらも置きづらいとも言われるほどである。
レースに出たり、峠をガンガン走るためにはいいが、このクルマでデートだの、どこかへ旅行だの、には絶対に向かないクルマなのは確かかもしれない。
海外で拓海が戦う相手に、このルーテシアV6を駆る人間が現れるなんてありそうだ。

リアビュー マフラーが特徴的。
このルーテシアV6はPhase2といわれ、2004年にヘッドライトがマイナーチェンジされたタイプである。そして、ルノー5から流れるミッドシップハッチバックはこれが最後の一台となっている。
執筆当時、懇意にしているミニカーショップにて掘り出し物で購入したが、今やなかなか見つけるのに苦労する一台かもしれない。とりわけ、Phase2のイメージカラーであるイリアッドブルーのは・・・。
(2024年4月追記)
その後調べてみると、このクルマを作っていたのはフランス・ディエップにあるルノー・スポールの工場なのだが、ここはなんとアルピーヌの本拠地でもある。つまり…
アルピーヌA110と。
「MF GHOST」で沢渡光輝が駆るアルピーヌA110(これもミッドシップ)が事実上のルーテシアV6の後継車ということになる。
ひょっとしたら沢渡もフランスでアルピーヌのほか、このルーテシアV6に試乗した…なんてあるかもしれないだろう。