「同期のカナタ・リヴィントンやエマ・グリーンのような華は、僕のドライビングにはない。RDRS出身として、彼らと比較されてしまうのは辛いところだ…。」
そう述べるのはF12号車を駆る、スコット・クルサード。その彼が駆るのがマツダ・NDロードスターのマツダカスタムにして究極系。マツダスピリットレーシングロードスター(以下MSRロードスター) 12Rである。
マツダコレクション マツダ・NDERE マツダスピリットレーシングロードスター 12R エアログレーメタリック
マツダは2015年に現行のND型ロードスターにフルモデルチェンジした。たびたびマイナーチェンジも多々行い、そして2026年1月に発売されたのがMSRロードスターである。
マツダがモータースポーツ活動におけるサブブランド「MAZDA SPIRIT RACING」(以下MSR)、いわば往年のMAZDASPEEDの後継とも言える。そのMSR初の市販車として「MSRロードスター」を設定するが、その究極系が「MSRロードスター 12R」で、しかも抽選200台限定というリミテッド仕様である。
左サイドビュー 「MAZDA SPIRIT RACING」がしっかりと刻まれている。
標準のND型ロードスターに初めて2Lエンジンを搭載(これまではロードスターRFにしか積まれていなかった)し、さらには12Rは、最高出力200馬力・フルバケットシート装備などサーキット走行を存分に楽しむための技術や装備を搭載したメーカーコンプリートモデルとして製作された。ただし車両型式はロードスターRFと同じNDEREとなっている。
コックピット部もしっかり再現。
そのスペックは
駆動方式 FR
最高出力 200ps(147kW)/7200rpm
最大トルク 21.9kg・m(215N・m)/4700rpm
種類 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
総排気量 1997cc
車重 1050kg
トランスミッション 6速MT
馬力・トルクともロードスターRFの184ps、20.9kg・mを上回っている。ただし、12Rの市販分はすべてソフトトップとなっており、ロードスターRFのようなハードトップは用意されていない。
RDRS三羽烏。夏向86、スコットMSRロードスター12R、エマヴァンテージと。
スコットの苗字の由来は往年のF1ドライバーであるデビッド・クルサードからだろう。
スコットもまた夏向・エマが通ったRDRS…Royal Doninton Racing School出身者の一人で、つまりは拓海の弟子の一人とも思われる。夏向が首席・エマがその3番手ということからたぶん語られていない2番手になるのかもしれない。それでも目標はこのシリーズのチャンピオン獲得を目指し、こう述べる。
スコット「昨年のカナタのように、これが飛躍のきっかけになると、僕は信じている!!」

リアビュー マツダスピリットレーシングのマークと、12Rの文字が刻まれている。
フレッシュマンシリーズに出てきそうな一台としてマツダ・NDロードスターはあるのではと睨んでいたが、本編で登場したときリアに「12R」とあったため、あらゆる情報を駆使してようやく手に入れたのがこのモデル。マツダコレクションの販売から出た1/43モデルである。
かつ12Rのカラーはエアログレー一色のみである。一応ベースモデルとなったNDロードスターやロードスターRSでも同色のエアログレーはあるので、それを持ってプロトタイプ…でもいいかもしれない。
「2」ではこのクルマの姉妹車であるアバルト124スパイダーとの比較をしていこうと思う。
(2026年3月4日追記)
おなじみインターアライド『HiStory』よりMSRロードスターが発売されることが決まった。
マツダコレクションのを手に入れられなかったのならばチャンスであろう。