縁石に乗り上げながらもコーナーリングで瀬名GRスープラを差し切る夏向86。
無論、瀬名も黙ってはいなかった。

位置関係。

先頭集団は右コーナーに差し掛かると、前を走る夏向86がわずかにブレーキランプが点き、消える。

瀬名「ちょんブレ(ちょんブレーキ)で荷重移動を起こしただけ…ほとんど減速していない…やる気だな、あれを!!」

コーナーを曲がっていく2台!

瀬名「恐ろしいぜ…この進入スピード…。レーシングドライバーの速度感覚が、パニックを起こしている…この先には破綻しかないと告げている…。」
「びびんな……心のリミッターを突き破れ!!俺にだってやれるはずだ!!」

前を走る夏向は縁石に

乗り上げつつもコーナーリング!(ほんとにこうやって浮かすのは苦労する)

追う瀬名も

瀬名「行っけぇぇぇぇぇ!!!」

と行ったのだが!!

瀬名「な、何でだよ!!」

瀬名は歩道の縁石にぶつかり、スピン。

実況・田中「885号車、スピン!!!」
「何という大波乱!!四つ巴の一角がここで崩れる!!諸星瀬名、痛恨!!!」

この状況を解説の須藤京一は、今度こそ説明ができた。
京一「集中して見ていたので、片桐夏向が何をしたのか…今度は理解できました。」
「途方もなくオーバースピードでコーナーへ進入します。そのためラインを膨らませて、4輪ドリフト状態で歩道に横からぶつかって行くんですが…リアタイヤが段差に当たる直前にアクセルを全開にしてスライドアングルを増大させるんです。」
「車の軸と歩道の角度にズレを生じさせて、高速回転するタイヤが段差に弾かれることなく、乗り上げてしまうんです。しかもその時の抵抗を利用し、外へ逃げようとするベクトルを、進行方向へのベクトルに変換させています。…途方もない発想ですよ。」

この荷重移動を用いた夏向のスーパーテクは師・藤原拓海譲りだとも述べ、京一には珍しく
京一「泣けてきます…。」
と涙声で言わしめるほどだった。

一方、ブースでこの解説を聞く緒方・奥山はともに藤原拓海に思いを馳せる。
緒方「奥山さん、藤原拓海という人を知っているんですよね…?そんなに凄い人なんですか?」
奥山「彼の凄さは言葉で説明するのは難しい。片桐夏向の向こう側にいる、はるかにスケールのでかい曲芸師…君の想像力では、たぶん、追いつかない…。」

実況・田中「沈黙していた赤い弾丸がついに動き始めたぁぁ!!2位を走る624号車に貼りつく!!」

瀬名を攻略。3位に浮上する夏向。

使用車

インターアライド『MODELER’S』 トヨタ・ZN6 86 片桐夏向第4戦仕様

MARK43 トヨタ・DB42 GRスープラ 諸星瀬名搭乗車

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By あかだま

自動車マンガの傑作「頭文字D」・「MF GHOST」、そして「昴と彗星」登場車を中心とした1/43モデルミニカーの収集をあけっぴろげにしています。

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