(Original Written at 2019/1/2, Rewritten at 2024/4/20)
「久しぶりだな…カナタ・リヴィントン…!」

第2戦のシェイクダウンで夏向をあおる一台のクルマ。そして冒頭の台詞を言うのはカーナンバー4・沢渡光輝が駆る、アルピーヌ・ルノー A110である。

NOREV  アルピーヌ・ルノー DFM5P A110 Premiere edition ブルーアルピーヌメタリック

沢渡自身も夏向やミハイル同様、海外でスポーツドライビングを学んだ俊英で、こちらはフランスで鍛えられたという。また、来日前の夏向とも欧州で対決していた過去があるという。
付き合う彼女がいるが、彼自身は17歳限定、かつ女のために生きるというなかなかとんでもない男であるが、夏向の好走に闘志を燃やすなど、熱い一面も持つ。むしろ夏向すら蔑むミハイルよりも、夏向の最大の好敵手というのは沢渡になるのかもしれない。事実第3戦の後、夏向は沢渡とも言葉を交わしているが、よく覚えていると返している。

左サイドビュー

さて、その沢渡が駆るアルピーヌ・ルノーA110だが、このクルマは往年の名車で、1963年に作られた初代・アルピーヌA110を現代の技術で作ったら、というコンセプトの元で作られ、2017年に復活した一台である。そのスペックは

駆動方式 MR
全長×全幅×全高 4205×1800×1250mm(3ナンバー)
最高出力 252ps(185kW)/6000rpm
最大トルク 32.6kg・m(320N・m)/2000rpm
種類 直列4気筒DOHC16バルブターボ
総排気量 1798cc(1.8リッター)
車重 1110kg
トランスミッション 7速DCT

なんとライトウェイト。しかも252馬力ととんでもないスペックである。相手をロータス・エリーゼやアルファロメオ・4Cと定めており、夏向の86もまたライトウェイトと見れるのでよきライバルだろう。また、アルピーヌA110は、ルノーのロゴは一切ついていないのが特徴である。

フロントビュー ALPINEのロゴが。

そもそもアルピーヌ社は小メーカーだったが、1973年にルノーに買収されて、「アルピーヌ・ルノー」社として生産が行われたという。フィアットのアバルト社と似たようなものだろう。2012年にルノー傘下は続くが、アルピーヌ社に名前を改めており、日本でもアルピーヌ・ジャポンとして2017年に法人が設立された。さらに2021年にはルノーのスポーツ部門・RENAULT SPORT(ルノー・スポール)がアルピーヌと統合されることになった。

リアビュー

1/43ミニカーでは同じフランスのNOREVが早速リリースしている。モデル化されたのは3つあり「Premiere Edition」…プルミエール・エディションと言われ、デビュー記念として世界限定1955台作られ、日本販売分は50台限定で2018年6月に発売されたものと、2018年ジュネーブモーターショウで発表された「Legende」…レジェンデ、そして競技仕様とされる「Pure」…ピュアの3つで、沢渡が駆るのはPureグレードなのかも知れないが、ミニカーについては「Premiere Edition」でご容赦願いたい。また、カラーについてもイメージであるこの「ブルーアルピーヌメタリック」で、第6巻付録のMini Art Bookでも沢渡のA110はこの色だった。

(2021年10月18日追記)
その後、アルピーヌは2019年にA110のアッパーバージョンとしてA110Sをリリースした。沢渡も第3戦の激闘でミハイル、夏向に次ぐ3着に敗れたため、A110からの乗り換えを決断した。先週号の北原望の発言「彼もアッパーバージョン乗ってたよ」から、おそらくはと思ったが本日発売のヤングマガジンにて、ついに第4戦より沢渡はA110Sに乗り換えた。このA110Sの1/43モデルも入手している。

(2024年4月20日追記)
アニメ版で沢渡を演じるのは逢坂良太氏。彼も「頭文字D」のファンでたびたび聖地巡礼に行くというカーマニアであり、うれしい配役である。最近ではテリー伊藤・土屋圭市両氏の番組「テリー・土屋のくるまの話」で三間雅文監督・三木眞一郎氏(藤原拓海役)・佐倉綾音嬢(西園寺恋役)とともに出演、土屋氏とトヨタ・ZN6 86に同乗、土屋氏のドリフトの凄さを体感するほか、Youtube「teamOver!」でも自身のドライビングを見せている。個人的には沢渡駆るアルピーヌA110にも試乗、もしくは同乗走行してほしいものだ。

By あかだま

自動車マンガの傑作「頭文字D」・「MF GHOST」、そして「昴と彗星」登場車を中心とした1/43モデルミニカーの収集をあけっぴろげにしています。