(Original Written at 2020/6/13, Rewritten at 2024/8/12, 2025/3/9)
カーナンバー・6 柳田拓也。第1戦・第2戦はBMW F13 M6を駆りブロッキングメインの走りで挑んでいたが、ミハイル・沢渡・そして夏向の奮戦ぶりを見て、自らもポジションを取る走りをすべきと思ったのか、第3戦にてクルマを変更した。
そのクルマとは、BMW M4 GTS である。
MINICHAMPS BMW・3C30 M4 GTS アルピンホワイト
厳密に言えば、柳田が乗り換えたのは2016年11月に限定生産された「M4 GTS DTM Champion Edition」で、プレミアムリミテッド・ヴァージョンである。1/43モデルではその仕様が見つからなかった、あるいはまだ発売されていないため、今回はM4 GTSでご容赦願いたい。
2014年、BMW・M3クーペをすべてM4に変更する車種整理を行い、登場したのがM4クーペである。
そして、2016年4月に販売されたのがM4の究極系・M4 GTSである。
世界総生産700台、うち日本販売分30台…これだけでもリミテッド・ヴァージョンともいえるのだが、2016年11月、BMWがDTM…ドイツ・ツーリングカー選手権で年間シリーズチャンピオンとなったことを記念して製作・販売されたのが柳田が駆る「M4 GTS DTM Champion Edition」で、エクステリアはボンネット、ボディ・サイド、CFRP(カーボン・ファイバー強化樹脂)製ルーフ、トランクリッドにMストライプを施したものである。中身も大幅に強化されており、こちらは世界総生産200台、うち日本販売分は25台のみである。
左サイドビュー
そのスペック、標準仕様のM4クーペでは
駆動方式 FR
全長×全幅×全高 4685×1870×1385mm
最高出力 431ps(317kW)/7300rpm
最大トルク 56.1kg・m(550N・m)/1850~5500rpm
種類 直列6気筒DOHCツインターボ
車重 1640kg
トランスミッション 7速DCT
これだけでも世界的なあらゆるスポーツカーとも太刀打ちできるが、これをさらにベースにしたM4 GTS およびM4 GTS DTM Champion Editionは…
駆動方式 FR
全長×全幅×全高 4685×1870×1385mm
最高出力 500ps(368kW)/6250rpm
最大トルク 61.2kg・m(600N・m)/4000~5500rpm
種類 直列6気筒DOHCツインターボ
総排気量 2979cc
車重 未公表
トランスミッション 7速DCT
500馬力と61.2kgとトルクアップが施されているという。さらに共通して言えるのはM6よりも車重が軽い。
このGTSの特徴として、なんと軽量化のためにリアシートを置かず、リアにはボディ剛性を高めるためにロールバーが設置されている。したがって、このクルマは2シーター。あくまでもレースユーザーのため、ということなのだろうか。
リアシート部にあるロールバーが再現されている。
柳田も第3戦の予選でカーナンバー2・赤羽海人とこれからの戦い方を語り合うほか、互いの健闘を祈る発言もしていた。
見たところよき走りの先輩のようにも見えた。
リアビュー DTM Champion Editonならここにもストライプが…
さて、今回はあらゆる伝手を頼って入手した。
ミニカーはMINICHAMPSから出ているのだが、このM4 GTS、ブラックカラーがイメージなのか、大部分出回っているのがブラックである。
それで、DTM Champion Editionはホワイトカラーがベース、かつミニカーの総生産数も非常に少ないので、この柳田のM4 GTSが初登場して、急いでホワイトのM4 GTSミニカーを探し求めた人間は多いのではないのだろうか。
もちろん、この先M4 GTS のDTM Champion Editionがリリースされてほしいものだ。
(2024年8月追記)
その後調べてみると、M4にはバリエーションとしてプロトタイプともいえるコンペティション、そしてM社カスタムとなるMパフォーマンスがある。1/64もまずまずリリースしており、M4 GTSこそ入手は難しいが、そのベースとなるM4で代用する、ということになりそうだ。