夏向・ミハイルの並走ドッグファイトは、沢渡の逃げ込みマージンを作らせた。
実況「漁夫の利を得たのは4号車!その差は20m以上に開いている!!」
概ねこれぐらいの差か。
沢渡の優勝は目前かと思われたが、この男はそれを許そうとしなかった。
ミハイル「逃げ切れると思うな沢渡…!滅多に見せない、僕の本気を…僕の本気のスプリントを、見せてやる!!」
ここで少しずつ詰めていくミハイル。
沢渡「どんどん差が詰まっている…こっちだって予選レベルのテンションで逃げているのに…速え…ミハイル…!ゾッとするほど速い!!」
ミハイル「全集中の全力疾走に入ったとき…呼吸が浅くなる。心拍数も僅かに上がっていく…!まだ超一流にはなれていない…!」
第二180度コーナーに差し掛かる2台。
実況「ついに来た!!絶対王者が来てしまったあぁーーーっ!!」

実況「バックストレート!!12号車が4号車のスリップストリームに潜り込んだ!ここから雌雄を決する天王山だ!!」

実況「86号車がスリップストリームの隊列に潜り込めない!優勝争いからはこの時点で脱落と言える!!」
追走しつつも、夏向は86の状況を見る。
夏向「リアタイヤのグリップはまだある。だけど、フロントの横方向が苦しい…。最後まであきらめることはしないけど、前を行く2台が絶対にスキを見せないことを僕は知っているんだ…。」
しかしゴール直前、まさかの夏向が食い入るというどんでん返しが起きるのである。
(「4」に続く。)
使用車
sparkmodel ポルシェ・982J2 718Cayman GTS ミハイル・ベッケンバウアー搭乗車(アナザーカラー)
NOREV アルピーヌ・ルノー DFM5P A110 Premiere Edition 沢渡光輝搭乗車
インターアライド『MODELER’S』 トヨタ・ZN6 86 片桐夏向第3戦仕様