(「1」の続き)
2周目「死神(デス・エリア)」にて沢渡A110に差し切りを許したミハイルGTS。だが、先頭を明け渡しても、沢渡との大差は許さなかった。
池田竜次「沢渡君が全力で引き離しにかかっていますが、その目論見はすべて失敗に終わっています。ベッケンバウアーは余裕もって対応しています。」
事実、駅伝ストレートでもほとんど差はなく、それどころか…
沢渡「並びかけたところでアクセルを抜いてコースティング(惰性で走行)しやがった…抜く気になれば抜けるっていうアピールなのか……!!」
そしてファイナルラップで起きた霧。霧に包まれたデス・エリアを抜けたところで、ミハイルは反撃の糸口を掴む。
ミハイル「見事だ…サワタリ。霧の中で集中力をMAXに張り詰めたのはGoodjobだ。だが、相当消耗しているはずだ。僕は疲れていない。…立場が逆だったら消耗したのはこっちだ。」
「神のご加護、どうやら僕にはあるようだ。」
そしてセクター3、沢渡はハーフスピンフェイントを仕掛け、ミハイルのリズムを惑わせようとする。
沢渡「ここだ……!!?ん、だとぉ……!!?」
ミハイルがここでねじ込む。ブレーキングで並走に持ち込んだのだ。
ミハイル「疲労は集中力を奪うだけじゃない…人の思考力を著しく低下させる…。君は死神で心のスタミナを使い切ってしまったか。これほど見え見えのトラップにひっかかってくれるとは、お笑い草だ!」

実況「12号車が完全に抜け出したーーーっ!!大逆転のオーバーテイク!!」
差し切られた沢渡はゴール前、悔しく述べる。
沢渡「あと一息、というところまでは追い詰めたんだがな…これがレースだ。小さく見えても、1位と2位の差は果てしなくでかい……悔しいな。」
しかし、ミハイルも沢渡への称賛は忘れなかった。
ミハイル「褒めてやる…沢渡。一瞬とはいえ、日本人ドライバーを相手に本気にさせられたのは、これが初めてだ…!」

実況「今、チェッカーだ!!優勝はミハイル・ベッケンバウアー!開幕戦に続き破竹の2連勝!!」
事実上のミハイルvs沢渡のスペシャルステージ、いや、前作の頭文字D的なバトルでもあった。
使用車
NOREV アルピーヌ・ルノー DFM5P A110(Premiere Edition) 沢渡光輝搭乗車
Sparkmodel ポルシェ・982J2 718Cayman GTS ミハイル・ベッケンバウアー搭乗車(アナザーカラー)