(Original Written at 2024/8/17, Rewritten and Photo retaken at 2025/8/7, Rewritten and Article integrated at 2026/1/31)
第4戦・シーサイドダブルレーンを控えた夏のある一日、夏向と緒方のもとに現れた一人のイングランド美女。
その名はエマ・グリーン。夏向とはRDRS(Royal Doninton Racing School)の同期かつ、成績も3番目にある好敵手で、すなわち拓海の教え子の一人であった。
ドライバーとしてもBTCC(British Touring Car Championship)で活躍、「Witch(魔女)」の異名で名を通していた。
その彼女が1戦のスポット参戦で来日。MFGにエントリーし、カーナンバー624、駆る車は、アストンマーティン・AM601 ヴァンテージであった。
TSM MODELS Aston Martin特注 アストンマーティン・AM601 V8 ヴァンテージ ライムエッセンス(ライムグリーン)
メカニックの緒方が営む緒方自動車に乗り付け、轟音響かせるエマのヴァンテージには、さすがに英国生まれの夏向も目を見張るほどだった。実力も文句なく、予選の試走でも同じ英国車ロータス・エキシージを駆る八潮を後ろから差し切るほか、第4戦ではミハイル・夏向に次ぐ第3位でフィニッシュという文句なしの実力者である(再現済み)。
このヴァンテージ。アストンマーティンの看板2シータークーペ車で、エマが駆るのは2018年にフルモデルチェンジした第4世代である。エンジンもメルセデスAMG由来の4リッターV8ツインターボを搭載するなど、世界に誇る一台とも言えるだろう。
標準のV8仕様のスペックは、
駆動形式 FR
全長×全幅×全高 4,465×1,949×1,273mm
種類 V8気筒ツインターボ
総排気量 3,982cc
最大出力 510PS / 6,000rpm
最大トルク 685Nm / 1,800-5,000rpm
車両重量 1730kg
トランスミッション 8速DCT
スペックも赤羽のフェラーリ488GTB、大谷のメルセデスAMG GT Rなどに匹敵する一台だろう。強いて言えば車重が重いのが弱点になるかも知れない。

左サイドビュー
さて、問題はエマの乗るヴァンテージのカラーは「Aston Martin Heritage Green」というアストンマーティン看板の濃い緑色なのである。当然のことながらそのカラーで入手したいと思ったのだが、入手当時ヴァンテージのロードカーで1/43を出していた唯一のメーカー・TSM MODELSからはそのアストングリーンカラーはリリースされていなく、確認できたのでも実車で言えば『ハイパーレッド(赤)』『ストラタスホワイト(白)』そしてこの『ライムエッセンス(ライムグリーン)』の3色しかリリースされていなかったのである。
コックピット部拡大。英国車らしく右ハンドル仕様。
ただし、TSM MODELSから発売された仕様はなんと右ハンドル仕様。これは後述のsolidoでは左ハンドルであるため、このTSM MODELS版のは貴重である。
リアビュー
その後Schucoよりリミテッド・ヴァージョンである「F1 Edition」が発売され、これはF1でのセーフティカーとして使われたヴァンテージをロードカーとしてフィードバックしたもので、かつボディカラーがエマ搭乗車と同じAMヘリテージグリーンだったので、当初これを入手しようと思ったが諸事情で残念ながら入手できなかった。
しかしその後Solidoから出たのが、エマと同色のAMヘリテージグリーンカラーのもので、「やっとエマのと同色のだ!」と軽い気持ちで買ったら、これがアッパーグレードである「V12 Vantage(2023 Spec)」だった。
Solido アストンマーティン AM601 V12 Vantage(2023 Spec) AMヘリテージグリーン
そのスペックも記す。
駆動方式 FR
全長×全幅×全高 4514×1982×1274mm
種類 V12気筒DOHCツインターボ
総排気量 5204cc
最高出力 700PS/6500rpm
最大トルク 753Nm/5,500rpm
車重 1795kg
トランスミッション 8速DCT
このモデルはV12…12気筒というとんでもないクルマで、2022年に世界限定333台で予約され、すぐに完売となった究極形である。出力700馬力、トルク753NmはおそらくMFG登場車で最大のパワーがあるのではと思う。石神の911 GTS、坂本のR8、大石のウラカン、相葉のR35GT-R nismo以上だろう。その反面車重が1795kgとさらに重くなっているのがウィークポイントなのだろうが…。
右サイドビュー
アストンマーティンも電動化の流れは止められず、2022年にまず「究極のV12ヴァンテージ」として作り、その後2024年度よりV8のマイナーチェンジ版を発売する予定だが、これがガソリンエンジンとして最後になる予定だという。

リアビュー V12専用リアウイングが特徴的。
本編では試走において同じく英国車・Lotus Exigeを駆る八潮翔を背後より攻め
エマ「同じ英国生まれのコンストラクターとして、鮮やかにちぎってあげる…!!」
たやすくも抜き去る。そして本編においても、接触を伴うオーバーテイクをかけた赤羽海人が、エマにそれ以上の手痛い反撃のプッシングを仕掛けられている。
エマ「おバカさんには……お仕置きね!!」
夏向いわく、エマは「魔女(Witch)」の異名を持つ凄腕であった。『MF GHOST』、ひいては『頭文字D』・『昴と彗星』の世界においても、エマはしげの秀一作品における最強の女子ドライバーとも称される。
コミックス18巻表紙再現。
前述の通り、エマの本編登場するヴァンテージの同色が出た、という軽い気持ちで買ったのはいいが、なんと「最強グレードかつ究極形のヴァンテージ」だったのである。
アニメ版でのエマのヴァンテージはこのV12ではなく、V8仕様・リアウイングなしだった。
なお、本Blogでのバトル再現においてのエマ搭乗車はこのV12で記している。
(2025年12月追記)
アニメ版「MFゴースト 3rd Season」でエマのCVを務めるのはハチ子こと、相沢菜々子嬢である。元々はレースクイーンからこの業界に入り、カルソニック・スタンレー・ZENTでレースクイーンを務め、スタンレー時代の2021年にはレースクイーン大賞も受賞しており、現在は演劇女優のほかタレントとして自動車関連のチャンネルにて常連アシスタントとして活動中である。そしてCVとしては本作がデビューとなる。
願わくは、ハチ子には実車のヴァンテージに試乗してほしいものである。
(2026年2月2日追記)
今回、エマ搭乗車ヴァンテージを統合したのは、『昴と彗星』にて「佐藤昴の父方の叔母」が同じくアストンマーティンに乗っていたためであったが、その叔母の車はヴァンテージではなく、SUV…DBXであったことを記しておく。