(Original Written at 2025/5/19, Rewritten at 2025/7/14)
4周目、先頭グループでは2号車・赤羽が先頭のミハイル・沢渡に対し仕掛け始める直前。
885号車・諸星瀬名にも順位を明け渡した夏向。
さらには13号車・ホンダNSXを駆る前園和宏にも順位を明け渡してしまう。
実況「やはりというか、86号車の加速に勢いがない!!片桐夏向がまた一歩後退ぃーーっ!!」
8位後退する夏向。そして迫るは5号車・アウディR8を駆る坂本雄大だった。
坂本もまた、夏向の異常を察していた。
坂本「2速を失っているようだな。この車のように、5リッターを超える排気量があれば、有り余るトルクで3速使って2速の領域をカバーすることなどたやすい。」
坂本「だが、2リッターのエンジンでは…致命的だ!」
そしてレースは中盤にさしかかっていた。
坂本も、夏向が失速するTポイントで差し切ることを目論む。
坂本「Tポイントコーナー……やるか……!」
万事休す。これをブースで見る緒方は愕然としていた。
緒方「やられちまう……悔しいよ……な、夏向……!!」
その時であった。
夏向86が突然の加速で、坂本R8を引き離す!
緒方「な………!?ロケット加速!?」
奥山「間違いない……2速を使った…!!」
すかさず連絡を飛ばす緒方
緒方「何やってんだ!2速に入れただろ!?」
夏向「あっと思った時には左手が勝手にギヤを2速に叩き込んでいました!(肘の)痛みを…感じません!!」

夏向「何だろう…?暖かい波動みたいなものが…ナビシートの方から伝わってくる…それが僕の左腕全体を包み込んでくれてる……痛みが嘘のように消えた……。」
急に夏向の左肘の痛みが消える。となるとすることはただひとつだった。

第2 180度ターンを行く86。
夏向「緒方さん!リベンジを始めます!!」
緒方「待て!!そういうのはやめろ!冷静になれ!!現在の順位をキープするマネジメントでいいんだ!!肘に負担をかけるな!!」
夏向「嫌です!!!!」
夏向「今まで僕を抜いていったクルマ達を…全て抜き返さなきゃ、このレースは終われない!!」
「OVER!!!!」
夏向の反撃がここから始まるのである。
ただ、この加速を見て悔しがるのは坂本。余裕もって差し切りを狙ったところであてが外れた模様だった。
使用車
インターアライド「MODELER’S」 トヨタ・86 片桐夏向第3戦仕様
Herpa アウディ・R8 V10 Plus 坂本雄大搭乗車
TSM MODELS ホンダ・NSX 前園和宏搭乗車
一応前園も夏向を差し切っているのでここに加える。